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カフェや飲食店経営者が人材確保と人材不足解消で悩むとき、人材の行動と態度を変えやすい、3つのケースって知りたくないですか?
実は、あなたには相手の行動と態度をコントロールする力を持って
います。何を言っているのだ、と思われるかもしれません。
これは心理学の法則の一つから導き出されることとなのです。
その法則とは、「人間は相手の行動や態度に対し同じように反応する」
というもの。例えば、あなたが理不尽な振る舞いで冷遇されたことが
あるとします。相手はお客様かもしれませんし、取引先かもしれませんね。
とにかく、そういった冷遇されたケースにおいて約95%は自分の行動と
態度が原因の一つとなっているのです。
ここからは相手の行動と態度を変えやすい、3つのケースを紹介してきます。
- 怒り
- 熱意
- 自信
- まず、相手の怒りを静める方法をお伝えします。一触即発の
状況に置かれたら、声のトーンを下げることです。これは二つの理由から成り立っています。第一に、先ほど紹介
したように、行動と態度は相手に反映されます。アメリカの大学での実験で、聞き手の声の調子は話し手の声の調子に影響される
ということがわかっています。大きな声で話し手が質問すると大きな声で答えが返ってくる一方、小さな声で質問すれば小さな声
で答えが返ってくるそうです。よってあなたが声のトーンを意識的に下げれば、相手の声のトーンが下がるのです。
そして第二に、怒りと声量の関係に由来しています。腹が立つから大きな声を出すのか大きな声を出すから腹が立つのかという議
論があります。これはどちらも正しいことであり、確実にいえる
ことは大きな声を出せば出すほどいっそう腹が立つということで
す。また、心理学の研究で声を小さく保てば腹が立たないことが証明されています。 - 熱意は想像がしやすいのではないでしょうか。洋服を見てまわ
っていただけだったけど、店員さんのおすすめに負けて買ってしまったという経験、ありませんか。熱意があると相手にうつりや
すいのです。逆をかえすと、熱意がなければ、それも相手にうつりやすいのです。もし、あなたが何か売り込みたいものがあるな
ら自分がその商品に熱意をもてば良いのです。熱意のある説明が必ず相手の心を動かします。
自信は相手に魅力的に感じさせる要素のひとつです。精神的に
不安定で優柔不断な人を好きになるひとは滅多にいません。自信
にあふれた態度は人々の信頼を寄せさせます。それは私たちが本
能的に好むタイプは自分が求めているものを知り、それを手に入
れると確信しているひとだからです。怒りや熱意の対処法は自分
が意識的に行動すればできることです。しかし自信にあふれた
行動や態度とは一体どうすればよいのでしょうか。実際に、あなた
がある人を信頼している理由を分析したことはないかもしれません。
次に紹介する3つのポイントは私たちが他人を信頼するときに無意識のうちに判断しているといわれています。
1.歩き方
2.握手の仕方
3.声の調子
- 歩き方
自信にあふれた人は背筋を伸ばし、目を開き、堂々と歩いています。
肩を落とし猫背で歩いている人には失意や絶望といったマイナスな
イメージを持ちやすいのです。精神的に落ち込んでいると肉体の動
きに反映されるのです。
2.握手の仕方
握手で心の状態が想像以上に伝わるということをご存じでしたか。
弱々しくては自信の無さが伝わってしまいます。かといって強すぎ
る握手は自信があるように見せかけるためのように伝わります。
適度に強く握りしめることが重要です。
3.声の調子
人間は自己表現をし、コミュニケーションをとるために声を高度に
発達させてきました。声は考えだけでなく気持ちをも伝えます。
一度自分の声を聞いてみてください。マイナスな感じが伝わってき
ますか。それとも不平を言うような口調の癖がついていますか。
改めて聞くと想像とは違って驚きや発見がたくさんあります。
カフェや飲食店経営者が人材確保と人材不足解消で悩むとき、人材の行動と態度を変えやすい、3つのケースって知りたくないですか?
いかがでしたか。あなたの行動や態度で多くのことが変わるのだと
いうことを知っていただきたく、この記事を作りました。
私自身、普通に考えれば当然のことでも忘れてしまいがちなことが
たくさんあるのだと改めて考えさせられました。